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第28回 企業訪問 久保環境経営研究所

更新日:2022年8月10日



EBRI事務局担当の岩松美千子こと、「みっちゃん」が会員企業各社を訪問させて頂いて、インタビューした内容を紹介するコーナーです。


こんにちは、みっちゃんです。今回は埼玉県上尾市の丸山公園にて、ホタルを自生させることに成功した、久保環境経営研究所の久保氏を訪問しました。ということですが、実は久保さんは太古の森農法でホタルの自生にご協力された方で、実際に指揮を取られたオーガニック・ワールド・プレゼンターズ株式会社の根城浩さん(ねじょうひろし)を取材させて頂きました。



ちょうど梅雨入りし、雨がシトシト降りしきる日に北上尾駅で待ち合わせをし、まずは堆肥作りをされているという、畑にご案内頂きました。畑にはネギなどの農作物の他、奥には何やら落ち葉の山のような場所がありました。住宅地からちょっと外れ、ウグイスの声も聞こえのどかな雰囲気も漂う場所です。車から降り、お名刺交換もほどほどに、根城さんの自己紹介が始まりました。


彼は青森県八戸市に生まれ、幼い頃に体が弱かったことなどがきっかけに、食や環境、農業に興味を持ちました。小学校6年生の担任の先生が見せた、奇形のイルカの写真から、環境汚染や化学兵器、世界の平和について、学習を始めました。 学生時代はいじめを受け自身の身を守ろうと日本拳法を始めたそうです。始めたからには極められるそうで、数々の大会で優勝するなどの実績を上げ、心身共に強く信念を持たれた方なのだと思いました。


ところで、来た時から気になっていた落ち葉の山のようなもの?それは堆肥を作っているのだろう、などと素人目にも何となくわかりましたが、その堆肥にどうやら秘密があるようです。実はその堆肥、「FFCテクノロジー」という水を蘇らせる特殊な鉄分の成分が含まれています。これは生体内の複雑な生理機能の過程で、還元作用と酸化作用を非常にバランスよく調整してくれるのです。


*FFCテクノロジーの三つの特徴 (1)水の性質を酸化しやすい状態から酸化しにくい状態に変える。

(2)鉄分は動物の血液(ヘモグロビン)や植物の葉緑素(クロロフィル)の活性に必須の金属である。その鉄分をはじめとする微量のミネラルの吸収や補給を促進し、生命活動を円滑にする。

(3)水中の水分子の集まりを小さくし、生物がミネラルや栄養分を吸収するのを助ける。人や植物は綺麗な水で身体を生成し循環させ細胞を活性化させています。細胞に作用する凄い成分なのですね。


その後食事をし、上尾丸山公園へ向かいました。いよいよホタル観賞です。大体20時頃が見ごろとの事で、辺りは当然真っ暗です。池や水路がある水辺に向かうと、最初は目が慣れず暗いだけで全くわかりませんでしたが、良く目を凝らしてみると、見えました。ぼんやり点滅しています。ホタルがいます。ざっと数えただけでも100匹くらいはいたかと思います。最盛期にはもっと飛ぶそうですね。


ご存知かと思いますがホタルは水が綺麗なとこでしか生活出来ません。元々この公園では環境奉仕事業として、地元のライオンズクラブがホタルの産卵から羽化出来る環境作りを目指し、ビオトープ作り、環境の整備し、ホタルの育成に取り組んでいました。しかし、なかなか自生させるまでの成功に至っていませんでした。そこへ救世主として登場したのが根城浩さんです。FFCテクノロジーで水質改善、土壌改良を行い、ナント1年でホタルを自生させることに成功したのです。


広い公園ですが池などの水辺が多く、今年は特に、紫陽花の水辺や菖蒲池あたりで光っていました。毎年ちょっとずつ現れる場所は違うそうなのですが、紫や青の花の周りを緑の光で照らす、とても神秘的で素敵な空間になっていました。是非訪れてみてはいかがでしょうか。都心から近い地域で沢山のホタルを鑑賞出来るにはとても感動しますよ。


FFCテクノロジーを混ぜたウッドチップを発酵させて土作り
インタビューさせて頂いた根城さん

発酵が進み菌糸が生えてきています
出来た堆肥を混ぜた畑です

FFCテクノロジーを1滴たらすと綺麗な硬貨に
自生に成功したホタルいました!

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