第4回 企業訪問 ㈱ハイマン翻訳

更新日:6月8日




EBRI事務局担当の岩松美千子こと、「みっちゃん」が会員企業各社を訪問させて頂いて、インタビューした内容を紹介するコーナーです。


前号の㈱寺田鉄工所取材後、寺田社長に車で送って頂き、㈱ハイマン翻訳社に向かいました。車窓からは大きな工場や倉庫、運搬船なども見られ、様々な工業や産業が盛んに行われている町、という印象を受けました。

事務所に到着すると、すぐさまハイマン社長が笑顔で出迎えて下さいました。社内はほとんどが女性で、中国の社員である張さんや、奥様の心さんもいらっしゃいました。みなさん朗らかで、アットホームな雰囲気です。

①事業の内容について

文書の内容、予算、業界の専門用語など、様々な用途に合わせ、翻訳し、印刷まで一貫して受注します。

工作機械の取扱説明書等の翻訳は、顧客の会社や工場に翻訳をする社員を連れて行って、実際に機械を作る所や使う所を見て、理解した後に翻訳を行います。翻訳する物や内容の意味をしっかり理解した上で、その文章を外国人が書いたらどう書くだろう?と考えながら翻訳をします。また、どうしても訳せない文章は質問して、納得出来るものを作っていきます。

取扱説明書の仕事はページ数も多く、一番利益になる仕事です。1件でだいたい500ページほどあり、納期には最低2ヶ月かかります。

印刷物に関しては、印刷会社が受注をすると、文章を作ってからお客さんにチェックしてもらい、訂正箇所を直し、印刷機にかける。という印刷以外の作業も多い流れになるが、ハイマン翻訳で受注すると、こちらがお客さんに代わって文章を読んで文字校正し、再チェックして、印刷機にかける。という工程になります。お互い納得した印刷物が出来るし、印刷会社はお客さんとの面倒なやり取りが無く、印刷機にかけるだけの作業で済みます。

(印刷会社受注の場合) 原稿→文章作成→チェック→文字校正→印刷→納品

(ハイマン翻訳の場合)    上記工程まで一貫して行う→→→印刷→納品

ハイマン社長は全国総会員数4000社以上を持つ、印刷工業組合の会員です。広島県の印刷工業組合の役員も勤めています。各印刷会社によって印刷内容の得意分野が様々あるので、どの会社が何を得意か見分けて、その会社に印刷を頼むようにしています。外注をいくつも通すわけではないので、安く受注出来ます。

また、出来ないものは無理して受けないで、他社を紹介します。なぜなら、無理して受注しても納得のいく良い物はなかなか出来ないし、時間ばかり費やすからです。

ハイマン翻訳では、良い物を作りたいので、翻訳をすると言うより、品質を保証する所と考えています。

売り上げの半分以上は東京一部上場の企業からです。中小企業の仕事もたくさん受けていますが、顧客の翻訳品質の判断が難しく、納期と値段だけで決めることが多いので、自然と大きい企業が顧客になります。

いい翻訳をしようと思ったら、英語も日本語も高いレベルで出来る翻訳者は世界中少ない。

一人が翻訳して、もう一人がチェックする、という流れなので、翻訳作業には最低二人が必要になります。また、技術、知識、いい人だけでも良い翻訳は出来ません。お互いがチームになって、家族になって、いい仕事が出来ます。ハイマン翻訳の社員は翻訳の技術も高く、いい関係が取れているので、良い翻訳が出来ます。

②EBRIに入ったきっかけ

東京で開催された環境展に行った時に、寺田さんにEBRIの交流会に誘われ、総会に参加したのがきっかけです。

③業界の状況

個人でやっている翻訳者がメインで、社内で翻訳するところはほとんどない。業界的には非常に狭い。

表現の統一や、専門的な知識が必要であるので、翻訳者は職人です。

営業の技術で仕事を取ってくるところがほとんどだが、競争にはあまりならない。

④今後の方針

現在は印刷会社と協力して仕事を増やし、紹介がほとんど。営業がいないので、営業してくれる人が欲しい。

⑤EBRIの中でどのようなことを考えているか

EBRIに関しては、ちゃんとして欲しいか、やめて欲しいか中途半端。今は赤字でいいが、黒字になったとたん税法違反になるので、法人化も検討して欲しい。

いい人もいるし、やる気のある人もいる、それを応援したい。でも、しっかりして行かないと将来性がなくなる。

単なる友達のクラブになりつつあったが、小柴さんが事務局になってからいい方向に向ってきた。

目的とやる気のある人が入会してきて欲しい。

⑥その他

どこかの国で出版された印刷物を、別の国で翻訳して印刷された物に付いている、環境関連のマーク(SOY INK等)は実はウソの物も多い。最初に出版した印刷会社は環境に配慮したインクなどを使用していても、次の国で翻訳して出版した印刷会社は、必ずしも環境に配慮したインクや技術を使用しているとは限らないからです。

㈱ハイマン翻訳社は高い翻訳技術と知識、従業員の良い人間関係とお客様との信頼関係。そして、ハイマン社長の誇りや自信を感じました。

これらは事業を運営していく中で、一番難しい課題ではないでしょうか?

ハイマン社長、すばらしいです。

あっと言う間にインタビュータイムは終了し、ハイマン社長と奥様、社員の方と合計5人で福山キャパ会に向かいました。会場は「孫悟空」という焼肉屋さんです。地元の親睦会?という雰囲気がありましたが、気さくで楽しい方たちばかりでした。初参加のみっちゃんも一緒にはじけてきました。

翌日はハイマン社長と張さん、みっちゃんの3人でドライブです。阿伏兎観音と耕三寺に行きました。穏やかな瀬戸内海の青い海と、澄み渡る青い空!素敵な景色に飲み込まれ、ゆったりした時間を過ごしました。

イギリス、中国、日本の3人が日本語で会話し、盛り上がっているのも楽しい光景でした。


社内で記念撮影!
翻訳作業中です
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参加メンバーの自己紹介
記念写真
きれいな瀬戸内海









こんな絶壁に神社が
異国を思わせる、未来心の丘