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第30回 企業訪問 ㈱ワイルドディープ株式会社オフィスの省エネ診断

更新日:2022年8月10日








EBRI事務局担当の岩松美千子こと、「みっちゃん」が会員企業各社を訪問させて頂いて、インタビューした内容を紹介するコーナーです。



こんにちは、みっちゃんです。

今回は株式会社コンシェルジュがワイルドディープ株式会社オフィスの省エネ診断を行い、会員企業間にてコラボされましたので取材して参りました。 まずは2社の事業のご紹介。





【株式会社ワイルドディープ】 2015年7月設立。代表取締役荒深正博。ごみや廃棄物の排出業者とその回収・処理を担う業者とのマッチングを行う「RECYCLE HUB」の運営。マニフェスト導入支援、運用アウトソーシング。廃棄物管理アセスメントの事業をしています。

取材はワイルドディープ株式会社の事務所に訪問し、実際に省エネ診断をしている様子を見せて頂きました。会社は東京都荒川区の新三河島駅近くにあり、あたりは小さな路地や住宅が多く、下町の雰囲気ただよう場所にありました。事務所内に入るとすぐに会議卓などの来客スペース、奥に事務スペースがあり、荒深社長をはじめとした従業員皆さんが働いている様子が見えました。広さは10坪位でしょうか、事務用品などまとまって配置しており機能的に働けそうな雰囲気です。 到着後すぐに省エネ診断の開始です。事前に1年間の電気料金のデータを提出しており、そのデータの分析から始まりました。


【株式会社コンシェルジュ】

2013年4月設立。代表取締役小嶋卓二。古着流通業務、省エネルギーコストカット、商品流通コンサルティングをしています。なかでも、「省エネ革命」というオフィス、商業施設、工場などの電気料金削減システムの成果報酬型、省エネコンサルティングをしており、無理や我慢、失敗のない省エネシステムを構築しています。

リユース業界を活性化させるために「リユースハブ」を主宰しています。


省エネについて分析中




電気料金データを見ながら冷暖房機器指南


小嶋様:(7月8月のデータを指さして)通常ですと、ここで電気代は上がります。

荒深様:夏ですよね。

小嶋様:通常上がっているはずですが、上がっていないですね。

小嶋様:リモートワークでお休みだったとかですか。

荒深様:リモートではなかったです。あまり冷房使わなかったと思います。

小嶋様:6月にこちらに来て、高いのは2月です。2月は23,000円。通常ですと、10,000円以下くらいのはずなのです。

荒深様:夏はこのエアコン一台のみで、冬はこれだけでは済まなくて、これに加えて二個の電気ヒーターを使っていました。

小嶋様:この電気ヒーターはこの世にあってはいけないやつです。

荒深様:え?この世にあってはいけないですか?

小嶋様:それで理解できました。原因はこの電気ヒーターです。これはめちゃくちゃ電気代が高いです。

荒深様:あ、そうなのですか!

小嶋様:めちゃくちゃ高いだけで、温まる範囲は狭いです。皆さんにお勧めしているのは、ヒーターをやめて、電気毛布をブランケットにしてください。その方が温かいし電気代も安くなります。


【ポイント】

電気ヒーターはやめて電気毛布に!


診断中(小嶋社長)

省エネ診断機器

省エネ診断機器登場


小嶋様:サーモグラフィックカメラでこの空間の温度を取ります。例えば、部屋上部の温度23℃、下部の温度22.6℃、温かい空気は上に来ます。25℃設定にした場合、25℃は上にいって足元の温度は22℃になっています。そうすると、28℃くらいの設定にしてしまいます。でも、上部が28℃になるだけで、従来の28℃はないです。ここで吸気しているので、28℃で止まってしまうのです。28℃でも寒いですよ。1℃で10%が下がるので、それを22℃設定すれば、たぶんこんなにいかないと思います。

荒深様:なるほど。

小嶋様:そのために、サーキュレータを使用します。

荒深様:小嶋さんのアドバイスに従って、一応1月2月3月の冬場の時期にこれを使いました。それでも、なかなか寒くて。

小嶋様:あとは、窓から赤外線が入ってきて暖かいですが冬場は寒いです。窓にプチプチ緩衝材を貼るだけで全然違います。

荒深様:緩衝材も窓の一部だけやっていました。

小嶋様:それを全部やり、あとは足元が冷えてしまいますので、電気ブランケットを支給してあげるとばっちりです。去年それを導入して、2万円くらい削減できた事例がありました。1200ワット(電気ヒーター)と30ワット(電気ブランケット)比べると40倍は違います。


【ポイント】

サーキュレータで空気を循環。窓にはプチプチ緩衝材を。


電気料金削減の手軽にできるポイント


荒深様:エアコンは一日中つけっぱなしのほうが良いですか。それとも、こまめに消して、朝出勤してつけたほうが良いですか。どちらの効率が良いのでしょう。

小嶋様:モーター系のものですと、電源を入れた時に通常時の4倍の電気を使用するので、結構電力を使います。例えば昼休みの1時間切るよりも温度を調整して、つけっぱなしのほうが効率良いです。一方、1時間半以上の外出の場合、切ったほうが良いです。

荒深様:なるほど。夜誰もいないときは消して、朝出勤の時つければ良いですね。

小嶋様:そうです。夜は絶対消したほうが良いです。ここは日当たりが良いので、例えば6時~7時にタイマー設定して、夜は必ず切ったほうが良いです。多分1万円くらいは必ず抑えられると思います。

荒深様:エアコン立ち上がりの時かなり電気を食うので、試しにつけっぱなしにしてみようと思い、2月の2週間くらいずっとつけっぱなしの状態にしていました。

小嶋様:契約料も上がっていますね。これによって電気料金も27円から37円に上がってきます。いっぱい使っているので、上がってきますけど。

荒深様:いっぱい使うと上がるのですね。

小嶋様:上がります。電気料金のところで読めないですが、ここを見ると、契約の基本料は4倍になっていると分かります。そこに使用料が加算されている形です。

荒深様:そうなのですね。

小嶋様:皆さんの寒暖も配慮して、快適な環境は絶対必要だと思います。社内で取り組める範囲で対策を行い、例えば、今年実施した省エネ対策の結果が出たら、来年皆さんに還元するような目標をつくり「みんなで頑張りましょう」「みんなでご飯を食べに行きましょう」とすると良いです。そのためにそれぞれが何をするかを考えます。例えば、1万円を抑えたら、抑えられたお金で皆さんに電気毛布を支給するとします。5年間で5万円くらい得すると思います。

荒深様:確かにそうですね。勉強になります。確かに電気ヒーターは便利ですが、あってはいけないですね。

小嶋様:電気ヒーターの電気料金は7千円から8千円位になると思います。

小嶋様:空調は一番安いです。また、暖房より冷房のほうが安いです。あとは、エアコンのフィルター清掃は二週間ごとにしたほうが良いと思います。

荒深様:そんなに頻繁にやるのですか。

小嶋様:汚れによりますが、ウチの場合はペットがいるので、汚れがたまってしまい、冷気が出なくなってしまいました。清掃したら快適になりました。普通は半年に一回くらい清掃していると思いますが、二週間に一回、一週間に一回にやるのであれば、掃除機で吸うだけでいいので簡単で良いですよ。

荒深様:そうですね。まさにブランケットを徹底するとかですかね。

小嶋様:あとは、コピー機のスリープモードを1分に変更してください。 今は15分になっていませんか。待機電力を抑えることが出来ます。ボタン一個設定するだけです。

荒深様:わかりました。


【ポイント】

エアコンフィルターの掃除はこまめに。コピー機はスリープモードを1分に設定。成果が出たら社員に還元しましょう。


小嶋様:照度計で測定すると、この事務所内は830~840くらいです。JIS規格では300くらいが適切とされています。750ですと、図面をかけるくらい明るいです。皆さん目がこの明るさに慣れていますが、もう少し暗くしても問題ないと思います。

小嶋様:簡単に出来て工事のいらないものも色々あります。

荒深様:照明機器はホームセンターでLED照明を買ってきて交換しました。

小嶋様:それでよいと思います。

荒深様:あと、この事務所ではガス契約をせずに、電気式の簡易給湯器を購入してお湯を沸かしていましたが、こちらの電気代はどうなんでしょう?

小嶋様:1200ワットですね。1時間35円くらいで美容院のドライヤー並みです。

小嶋様:窓を開けましょうか。CO2センサーで事務所内のCO2濃度を計測します。数値は1955で山手線並みの濃度です。ビル管理法によると、1,000を超えると違法となります。1000を超えると、人間の脳内の酸素が薄くなり眠くなって、作業効率が悪くなります。そのため、作業環境効率をよくするために、ビル管理法があります。山手線の場合、2,000くらいあると思います。現在の環境はこれでよいですが、窓を開けるほうが良いと思います。

荒深様:なるほど。確かに1,000以上ですと、眠気を誘われる可能性がありますね。

小嶋様:特に冷暖房を使わない中間期は窓を開けて通風をよくすることが有効です。


【ポイント】

照度を測って適切な明るさを。CO2濃度を測って十分な換気を。



みっちゃん:また道具出来てきましたね。マジシャンみたいですね。

小嶋様:これはクランプメーターといって電流値(A)や電力値(V)が測定できます。壁型の空調機器は100V(ボルト)なのですが空調系統のブレーカー部分を測定した際の計測値は5A(アンペア)でした。100V(ボルト)×5A(アンペア)=500W(ワット)と消費電力の把握が可能になります。1時間の電気代が20円か25円です。それを3割下げたら最高です。拝見しましたところ、御社は特筆する無駄遣いはないと思います。

荒深様:そうですね。確かに。

小嶋様:計測機器って嘘つけないですから。計測機器がないと確かなことは言えないですね。

荒深様:サーキュレータは冬でも夏でもつけたほうが良いですか。

小嶋様:もちろんです。暖房の場合は、直下にいらっしゃる方は熱いです。逆に夏は寒いです。この場合、少し対策をしてあげたほうが良いです。送風口に取り付けるルーバーというのがあって、それを付けると直に当たらないです。

荒深様:夏場はそれでよいですか。冬場は?

小嶋様:分子の軽い暖気は天井部分に留まり落ちてこないので底冷えの原因になりますので天井面に向けて下からサーキュレータによる風を当ててビリヤードのように暖かい風が天井に当たって床面に落ちて循環するように工夫してください。夏もサーキュレータなどで風が当たると体感温度も下がるので設定温度の緩和が進みます。いろいろ向きから風を当てるなどして工夫してベストの位置を発見してみてください。あと夏は赤外線の侵入で空調効率が落ちるので出来ればブラインドを降ろしてください。空調を使わなくて済む中間期は外気が20℃前後と快適なので、窓を開けた方がいいですね。


【ポイント】

夏はブラインドを落としてエアコンの送風口にルーバーを、冬はサーキュレータを上に向けて天井部に溜まる暖気を床面に落として室内温度の平準化を目指してかき混ぜましょう。



色々な機器を取り出し


小嶋様:これがサーモグラフィカメラです。これが放射温度計です。これがエアリークディテクターです。空気の漏れ量を確認するものです。ほぼ全ての生産工場で使われているコンプレッサですが空気漏れが恒常化しております。

みっちゃん:どのような仕組みで感知していますか。

小嶋様:空気って漏れるとき、空気と空気の摩擦で40kHzの高周波が出ています。この機器のマイク部分で高周波を拾って漏れていると見つけることができます。水は漏れている場合、皆さんすぐに止めますが、空気は漏れている場合、だれも止めないです。空気漏れ事故の被害額を詳らかにするために、45ℓのビニール袋をかぶせて漏れた空気でいっぱいに溜まるのに所要時間を計ることで分かります。45ℓは45㎥なので、1㎥の空気を作るのにいくらかかるかを計算し、漏れている額が年間でいくらなのかが把握できます。 製造業の製造原価は大体3%くらいなので、100円のロスを防ぐということは3,333円の売り上げを上げると同じ効果となります。 特に企業の省エネ対策は電灯の消灯くらいしか行いませんので、潜在する不具合を検査機器による顕在化して優先順位をつけて着手するとともに、測定したデータをもとに削減ポテンシャルを査定します。 「省エネ革命」は着手前の1年間の金額を基準値と定めて、省エネ指導を行い削減成果報酬方式で5年間の省エネコンサル契約を交わし、削減成果があった場合にのみ削減額の25%を5年間契約で頂くというフェアな契約を行っています。 これまでの経験から10%の削減は当然のことで最大で52%の削減となっています。 しかし、ストイックすぎてストレスがたまって労働環境がわるくなるのは本末転倒なので、やりすぎは禁物です。

小嶋様:企業ごとに優秀者への褒章を自由に決めており、現金の支給の企業もあれば、他には「小嶋賞」というのを出しています。好成績や有効策の開発などの審査基準にそって印鑑の捺印が褒章として行われて、50個が貯まると食事券や旅行券を贈る企業もあります。 会社だけが省エネ差益を儲けるのではなく、努力した成果の一部を社員に還元することで社員一丸となって無駄使いの削減にベクトルを一致させることが可能になります。「省エネ差益をみんなで共有しましょう」というのがベストです。

荒深様:結構省エネ対策やっているつもりでしたがまだまだありましたね。 小嶋様:あります。経験上削減ポテンシャルがない企業は存在しないと思います。プロのエネルギー管理士が管理している企業でも、必ず抑えられる経費があります。

みっちゃん:この診断は初回のみアドバイスをしていますか。それとも、定期的に?

小嶋様:契約をした場合には毎月PDCAを回して削減に向かって指導を行います。遠隔でも可能ですが季節ごとに訪問指導することも必要です。 例えば「照明分野は問題ないです。空調分野も問題ないのですが、夜間の待機電力に対策実施が可能です」と言って、具体的な運用改善手法と削減目標を共有して対策ができたのかどうか、できなかった場合にはなぜできなかったのか?など阻害要因の原因究明と愚直なる実践を促します。 例えば空調運転をしているのに窓が開けっぱなしであるとか換気扇が回りっぱなしであるとか誰もいないのに照明がつけっぱなしであるとか無駄なポイントが円単位で見えるようになれば本物です。

荒深様:なるほど。

小嶋様:御社は2,700Wで居室全体を暖めるエアコンによる暖房運転を止めて1,200Wの電熱暖房器具2台をフル稼働にして器具周辺だけを暖めるという非効率的な暖房方法を選んでしまっていたために冬場に異常値的な高さになったという感じです。 足元が冷えるので、上を温かくしても熱は下までいかないです。

荒深様:皆さんそれぞれブランケットを持っていますが、やはり電気のほうが良いですね。小嶋様:全然違いますね。電気毛布のほうが暖かいです。

荒深様:ほかの会員企業さんも聞いていただきたいですね。

小嶋様:正直言って電力料金の少ない事業所は弊社の担当外なので今回は特別に無料アドバイスを行っています。本来のターゲットである製造工場の場合は電気料金が事業所とは3桁~4桁も違ってきます。使用内容の7割が製造マシーンの消費電力なので、そこは何も出来ないですが、残る3割はコンプレッサ、空調、照明機器、コンセント系統などで省エネ対策可能領域となり、「省エネ革命」によりお互いにとても有益な成果を得られます。

小嶋様:御社の場合あとはトイレですね。

荒深様:トイレで省エネ出来ること何かありますか。

小嶋様:トイレの照明は人感センサーを付けてください。

合計1,900円位で付けられます。


みっちゃん:こういうのが月何件くらいありますか。

小嶋様:昨今は電気料金の高騰に伴い依頼件数はうなぎのぼりです。しかし、弊社の人的リソースに限りがあるので実施には事前調査を行い吟味してから着手しております。全ての案件で一定の削減率は適切な省エネ対策の実施で確保できます。昨年よりある行政施設への省エネ対策を実施して初年度より2割の削減実績を出したことにより行政法面から今後依頼が多くありそうなので、代理店網の完備を急務と考えております。サービスの平準化を目指してスクール開講によるレクチャーを行って一定の知識を学んでもらい例えば、このように省エネ診断手法のノウハウ指導も行います。

また、通常「キロワット」の単位ではなかなか心に刺さらず削減率や効果に実感がわかないと思うので「円」に単位変化をして伝えるようにしています。「何円の削減が進む!」と伝えたほうが伝わりやすいと思います。

現地調査時の削減率査定ソフトを九州大学大学院と現在共同開発しています。10月くらいにリリースを目指して開発中です。私は指導方面のレクチャーを担当し、技術顧問に診断手法のレクチャーを担当して頂き、「省エネ革命」をブランド化して多くの仕事を請け負って全国に配備した代理店に仕事を依頼していくスキームを構築したいと考えています。


ご紹介もメリットに


荒深様:我々もまさに今廃棄物管理ということで、150事業所くらいを管理しています。例えば、弊社の場合飲食店、サービス業、オフィスですが、そこでうまく連携してご紹介させていただけたらと思います。

小嶋様:ご紹介していただけたら、20%の紹介料を支払います。削減成果報酬は基準年同月対比で削減額の25%なので削減額が100万円であれば、25%の25万円が成果報酬となります。その中の5万円が紹介料となります。60ヵ月間削減成果がある限り継続的な報酬の支払いとなります。

荒深様:とても魅力的な話ですね。

小嶋様:一回だけではなくご縁が続く限りお支払いします。ご紹介へのリスペクトです。

荒深様:例えば、飲食店でもできますか。

小嶋様:チェーン店のほうが良いですね。一店舗ですと、一店舗で終わってしまいますので。

荒深様:弊社とお取引のあるお客様はチェーン店というより、規模の小さい24時間営業の店ですがその規模でも可能ですか。

小嶋様:出来ると思いますよ。100万円/月以下の電気料金の場合はアドバイスで終わります。対応できる数に限界があるので着手の可否はこちらが決定させていただいています。

荒深様:確かに。

小嶋様:お客様商売だと熱い寒いとか、「我慢して」とか言えませんので限界はあります。

荒深様:それこそ、工場とかお客様がいませんので。

小嶋様:そうですね。工場は例えば無駄な所、設定の不具合を改善指導したり、メンテナンスノウハウ指導、空気漏れポ改善指導などを行います。また叱る場合だけではなく適正な管理体制には、大げさにでも褒めてあげたほうが良いと思います。




まとめ


■改善ポイント (1)冬季のコンセント暖房の電気毛布への改善 コンセント暖房(1,200W)2台 94%削減の可能性があります。


電気毛布¥4,980 ¥19,920投資回収 ⇒1.5 省エネ差益⇒¥13,379 アマゾンで¥4,980 約1.5ヵ月で投資回収可能

(2)トイレの人感センサー LED8W 90%削減は可能ですが母数が少ないので投資回収はしばらくかかります。


人感センサーLED¥982 ¥982投資回収 ⇒23.0 省エネ差益⇒¥43 約23ヵ月で投資回収可能

(3)キッチンの人感センサー 蛍光灯22W 95%削減の可能性があります。


人感センサーLED¥1699 ¥1,699投資回収 ⇒13.7 省エネ差益⇒¥124 約13.7ヵ月で投資回収可能

■中間期の対策 ・適度な換気を行い二酸化炭素濃度に注意を促す

■夏季の対策 ・ルーバーを取り付けて冷風が直接当たらないように工夫する ・設定温度を25℃以上に設定して冷やしすぎず各人用に扇風機を用意して風を受けて体感温度を下げる ・開口部(窓)に緩衝材を貼付するなどして赤外線の侵入を防ぐ ・2時間までの不在の際には冷房温度を緩和するだけで機器の運転は続ける

■冬季の対策 ・サーキュレータを二か所において熱だまりの解消と執務室の上下の室温の平準化に努める ・コンセント暖房を撤廃して各人に電気毛布を支給する

■通年の対策 ・昨年同月対比で電力使用量を把握してグラフ化するなどしてPDCAを回す ・待機電力の削減に努める ・来客がない場合には玄関の照明は消す。もしくは間引くかLED化を進める ・社員に省エネ差益を還元することで削減差益を共有する


みっちゃんより


オフィスの省エネ診断を行うにあたり、設備の導入やある程度の初期投資などが必要になるのでは?と当初は思っておりました。しかし、電気ヒーターを電気毛布に変えるだけとか、ちょっとした機器の交換だけで大きく電力量が抑えられ、目からうろこ的なポイントがたくさんありました。簡単なところから取り組める省エネ対策は無理や負担が無くて良いですね。お財布にも優しいし。今回ご紹介した省エネポイントはほんの一例で、規模の違うオフィスや店舗、工場など、検証を行う場所によって様々な切り口で省エネ対策を提案下さるのではないでしょうか。 「省エネ革命」は「先行投資0円」「完全成果制支払」「公正な最適化」を基本として省エネ対策のコストカットを依頼者の立場に立った二人三脚のアドバイスをして下さるそうです。 ダンディーで優しい株式会社コンシェルジュの小嶋社長に皆さんも省エネ診断して頂いてはいかがでしょうか。

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