【見学ツアー】in東熱技術研究開発センター
- 11 時間前
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7月23日、東洋熱工業株式会社の技術研究開発センターの見学ツアーが行われました。
省エネルギー技術や快適な執務環境を実現するためのさまざまな取り組みについてご紹介いたします。
東洋熱工業株式会社HP: https://www.tonets.co.jp/

自然エネルギーを活用した空調システム
・デシカント空調
一般的な空調は「温度」と「湿度」を同時に調整しますが、デシカント空調では温度と湿度を分けて管理します。
湿度を効率よくコントロールすることで、室内の快適性を維持しながら空調負荷を抑え、省エネルギーにつながっています。
・アンビエント空調
床から空気を取り込み、建物全体の空調を調整するシステムです。
室内全体を快適な環境に保ちながら、必要以上に空調を稼働させないことでエネルギー消費を削減しています。
・タスク空調
一人ひとりの机周辺を直接空調する「タスク空調」が導入されていました。
個人ごとに快適な環境を整えられるため、全体を強く冷暖房する必要がなく、省エネルギーと快適性を両立しています。
AIが空調設備を最適制御
「AI-SCAT」というシステムでは、空調設備全体をAIが管理しています。
天気予報や気象データをもとに約1週間先までの空調負荷を予測し、最適な運転を自動で行うことで、無駄なエネルギー消費を抑えているそうです。
AIを活用した設備管理は、今後さらに普及していく技術だと感じました。
都市型水害対策「レインガーデン」

敷地内にはレインガーデンも整備されていました。
大雨が降った際には、一時的に雨水を貯留し、その後ゆっくりと地面へ浸透させます。
これにより、一度に大量の雨水が下水へ流れ込むことを防ぎ、マンホールから雨水が噴き出すような都市型水害のリスク軽減にもつながっています。
環境対策だけでなく、防災の観点からも非常に重要な設備でした。
建物全体で取得した環境認証
この建物では、
CASBEE建築性能評価
CASBEEスマートウェルネスオフィス
の2つの認証を取得しており、どちらも**最高ランクの「Sランク」**を獲得しています。
環境性能だけでなく、働く人の健康や快適性まで考慮された建物であることが分かりました。
エントランスで体感した「タブス(TABS)」
エントランスでは、「タブス(TABS:Thermally Activated Building System)」という設備が採用されていました。
壁や床の内部に配管が埋め込まれており、その中を22~23℃程度の冷水が流れています。
この冷水が建物自体をゆるやかに冷やすことで、室内温度を約25℃でも快適に保てる仕組みになっています。
イメージとしては床暖房の逆のような仕組みで、空気だけでなく建物そのものの温度を調整する点が特徴です。
真空管式太陽熱集熱器

屋上には真空管式太陽熱集熱器が設置されていました。
一般的なソーラーパネルが太陽光を電気へ変換するのに対し、この設備は太陽の熱エネルギーを直接集める装置です。
太陽光の中でも熱利用に適した波長を選択的に吸収するため、非常に効率よく熱を集めることができ、最高で約300℃にも達するそうです。
エネルギーを集める効率は、一般的なソーラーパネルよりも高いという点が印象的でした。
人の体内リズムに合わせる「サーカディアンライト」

照明にはサーカディアンライトが採用されていました。
時間帯によって照明の色温度が変化し、朝から夕方にかけて太陽光の色の変化を再現しています。
人間の体内時計(サーカディアンリズム)に合わせることで、集中力の向上や疲労軽減なども期待されているそうです。
まとめ
今回の見学ツアーでは、空調・照明・水循環・自然エネルギー活用など、多方面から環境負荷を低減する技術を学ぶことができました。
特に印象に残ったのは、単に省エネルギーを追求するだけではなく、「働く人が快適に過ごせる環境づくり」と「環境性能」を両立させている点です。
今後はAIや自然エネルギーの活用がさらに進み、こうした技術がますます普及していくのではないかと感じた、有意義な視察となりました。


見学ツアーの様子

参加者同士で楽しく交流しました!

今回、見学ツアーを受け入れてくださった東熱技術開発センターさま、並びに見学ツアーにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
今回の視察を通じて、環境性能と働く人の快適性を両立する先進的な取り組みを学び、多くの気づきを得ることができました。
今後もEB+はこうしたイベントを通して、持続可能な社会を目指し活動を続けていきます。















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